ミサンガは、手首や足首に巻いて、願いが叶うまで自然に切れるのを待つというお守りの一種です。
ブラジルが発祥とされ、日本でも1990年代に大きなブームとなりました。
このミサンガには、使用する「色」によって込められる意味や願いが変わるという特徴があります。
ただの装飾品としてではなく、自分の願いに合った色を選び、思いを込めて作ることで、より特別な存在となります。
特に、オレンジ色はミサンガにおいても人気のあるカラーで、活力や友情などの前向きなエネルギーを象徴しています。
本記事では、オレンジ色のミサンガに込められる意味を整理したうえで、願いを叶えるために相性の良い色の組み合わせを5つご紹介します。
オレンジ色のミサンガに込められた意味とは?

オレンジは、色彩心理学やカラーセラピーにおいて「陽気さ」「活力」「創造性」などを象徴する色とされています。
太陽の光を思わせるこの色は、見る人に明るさや元気を与える効果があると言われています。
ミサンガにおいてオレンジ色を選ぶことで、以下のような意味が込められることが一般的です。
- 前向きなエネルギーの促進
- 人間関係の円滑化や友情の強化
- 自信を持ちたいという願望の象徴
- 創造的なアイデアや挑戦を支える力
このように、オレンジは願いごとの中でも「人間関係」「前向きな変化」「新しい挑戦」といったテーマに関連付けられることが多く、ポジティブな願いを込める際にふさわしい色であると言えます。
願いをサポートする!オレンジに合う色の組み合わせ5選
ミサンガの魅力は、複数の色を自由に組み合わせることで、より自分の願いに沿った意味を持たせられる点にあります。
ここでは、オレンジ色を中心に据えた場合に相性の良いとされる色の組み合わせを5つご紹介します。
組み合わせ①:オレンジ × 黄
黄色は「知恵」や「希望」、そして「金運」を象徴する色です。
オレンジとの組み合わせは、前向きな変化を望む人や、新しい環境での友情を育みたい人に適しています。
組み合わせ②:オレンジ × 赤
赤は「情熱」や「行動力」を象徴します。
オレンジと赤を組み合わせることで、目標達成や自己実現への強い意志を後押ししてくれます。
試験やスポーツの勝負時などに用いられることもあります。
組み合わせ③:オレンジ × 白
白は「リセット」や「純粋さ」を意味する色です。
オレンジと白の組み合わせは、新たなスタートや過去の自分からの脱却を象徴する構成となり、人生の転機に選ばれることが多いです。
組み合わせ④:オレンジ × 緑
緑は「癒し」や「調和」「自然体」を表す色です。
オレンジと緑の組み合わせは、エネルギッシュでありながら落ち着いた雰囲気を持ち、心身のバランスを整えたい方におすすめです。
組み合わせ⑤:オレンジ × 青
青は「冷静さ」や「知性」「信頼」を象徴します。
オレンジの活発さと青の冷静さが対照的でありながら補完的でもあるこの配色は、感情と論理のバランスを取りたいときに適しています。
組み合わせるときのコツ:色数・順番・バランス

ミサンガを作る際に色を組み合わせる場合、ただ好きな色を並べるだけではなく、色の数や順番にも配慮することで、より完成度の高い作品に仕上がります。
まず、色数は2~3色に絞るのが基本です。
多色になると意味がぼやけるだけでなく、見た目にもまとまりがなくなる可能性があります。
次に、色の順番は「願いの強さ」によって工夫することができます。
たとえば、最初に編む色を「一番大切な願い」に対応する色にすると、想いをより強く込められると言われています。
最後に、配色バランスについては、オレンジをメインカラーとして、サブカラーを控えめに配置することで、全体として落ち着きのあるデザインに仕上がります。
主張の強い色同士を同量で組み合わせると、視覚的に散漫な印象になるため注意が必要です。
実際に作ってみよう:おすすめの配色で作る簡単ミサンガ
ここでは、オレンジを主役にした配色で、初心者でも取り組みやすいシンプルなミサンガの作り方をご紹介します。
準備するものは、刺繍糸または綿糸、ハサミ、テープまたは安全ピンです。
例:オレンジ × 白 × 緑 の三つ編みミサンガ
- 各色の糸を40~50cmほどにカットします(3本でも6本でも構いません)。
- 3色の糸を束ねて結び目を作り、テープで固定します。
- 三つ編みを編んでいきます。
配色の順番は「オレンジ→白→緑」の順がおすすめです。
- 好みの長さになったら結び目を作って完成です。
このように、配色を工夫することで自分だけのオリジナルミサンガを作ることができます。
慣れてきたら、斜め編みやねじり編みなどにも挑戦すると、表現の幅が広がります。
まとめ
ミサンガは、単なるアクセサリーではなく、自分の願いや目標を形にする手段のひとつです。
特に色の意味を意識することで、その思いをより深く、明確にすることができます。
オレンジ色には活力や友情、前向きな気持ちといった明るい意味が込められています。
そして、それに合う色を組み合わせることで、願いに寄り添うミサンガを作ることができます。
大切なのは、どの色を選ぶかという点以上に、「どんな想いを込めたいか」という気持ちです。
自分だけの意味を込めた一本を、じっくりと選び、丁寧に編む時間そのものが、願いを形にする第一歩と言えるでしょう。